バルメットはインドの Kuantum Paper Limitedに回収ボイラのアップグレードを納入

Valmet Oyj トレードプレスリリース 2024年 5月 22日 9:30 a.m.(EEST)

バルメットは、インドのパンジャブ州にある Kuantum Papers Limitedに回収ボイラのアップグレードを納入します。このアップグレードは、2007年に最初に稼働した回収ボイラの性能に大きな影響を与えることになります。この施設には 2基の回収ボイラが設置されており、今回の発注は古いボイラのアップグレードに重点を置いています。

この受注はバルメットの 2024年第1四半期に含まれ、受注額は非公表です。プロジェクト期間は約1年で、2025年2月に引渡しが予定されています。

Kuantum Paper社の投資決定に先立ち、バルメットはアップグレードの範囲と技術コンセプトを明確にするため、徹底的なボイラのプレエンジニアリング調査を実施しました。

「私たちは、既設の回収ボイラの課題を解決するために、世界有数の技術プロバイダーから提案されたソリューションを慎重に評価しました。バルメットは、その実績と世界規模のプロジェクトでの豊富な経験に基づいて、私たちの最有力候補として浮上しました。このアップグレードは、効率と全体的なパフォーマンスの大幅な改善につながると確信しています。プロジェクトが成功裏に完了し、当社の事業にプラスの影響をもたらすことを期待しています。」と Kuantum Paper社 事業担当最高経営責任者 Sushil Kumar Khetan氏は述べています。

「Kuantum Papers社は、現在の業界の慣行に従って特定の蒸気発生量を増加させるという戦略的ニーズを満たすため、薬品回収ボイラのアップグレーをバルメットに依頼しました。すべては診断評価と大規模なアップグレード計画のコンセプト策定から始まり、その結果、ボイラの設置サービスを含む受注に至りました。」とバルメット アジア太平洋エリア インド担当 ビジネス開発マネージャー Anshul Misharaは述べています。

納入の詳細について

納入には、下部炉の改造、カスケードエバポレーターに代わる新しいエコノマイザー、バルメットが新しく設計したエアポート(空気口)、リカーガン、その他のボイラ関連の補助装置や関連システムなど、主要な圧力部品が含まれています。

Kuantum Papers Limitedについて

Kuantum Papers Limitedは、1980年、インドのパンジャブ州Saila Khurdに設立されました。同社は、草、麦わら、バガスなどの農業由来の原料を利用した製紙事業からスタートしました。2008年までに、Kuartum Papers社は持続可能な慣行に沿って戦略的に木材廃棄物を使用する木材ベースのパルプ工場を導入しました。現在の生産能力は日産450トンで、年間15万トン以上の紙を生産しています。多様な製品ポートフォリオには、Maplitho、Creanwoveのほか、42-200 g/m²の幅広い特殊製品が含まれています。

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