バルメットはバイオマス燃焼ボイラと排煙クリーニングシステムを豊前ニューエナジー合同会社に供給
バルメット Oyj プレスリリース 2017年3月28日
バルメットはバイオマス専焼 CYMIC発電ボイラおよび排煙クリーニングシステムを福岡県豊前市にある豊前ニューエナジー合同会社に納入します。バルメットのボイラ技術により、高い熱効率で、また二酸化炭素排出量の少ない、安定した電力を供給することができる発電プラントとなります。
本件はバルメットの 2017年第1四半期の受注に含まれますが、受注金額は公表されていません。納入範囲にもよりますが、この種の発注金額は通常約 3000-4500万ユーロです。
「日本市場においてバルメットの多燃料ボイラの新規受注が続いていますが、これは日本のパートナーである JFEエンジニアリング株式会社(JFEE)との密接な協力関係によるものです。私たちのボイラおよび排煙クリーニングシステムは JFEEによりお客様に納入されるバイオマス発電プラントの一部となります。これは、燃料としてバイオマスのみが使用される日本国内で最大のプラントとなるでしょう。」とバルメット パルプ&エネルギービジネスライン エネルギービジネスユニット副社長 Kai Janhunenは話します。
「多燃料ソリューションの提供により、JFEEとバルメットは安定的な電力供給と地球温暖化対策に貢献します。バイオマス発電プラントは環境に優しく、同時に重要なベースロード発電を提供します。」と JFEエンジニアリング株式会社 バイオマス発電事業部営業部長 長屋 敬一氏は話します。
現地据付工事は 2018年に開始し、発電プラントの試運転およびスタートアップは2019年後半に予定されています。
将来の豊前ニューエナジー合同会社の発電プラントのイメージ (著作権: JFEエンジニアリング株式会社)
納入の詳細について
バルメットの納入範囲には、バイオマス専焼のための CYMIC循環流動層(CFB)ボイラが含まれます。ボイラに使用される主な燃料は PKS(粉砕した椰子殻)と木質ペレットです。ボイラの熱出力能力は 174 MWであり、発電プラント全体の発電能力は 75 MWとなります。燃焼排煙からのちり粒子の効果的な除去はバルメットのバッグハウスフィルタにより保証されます。
供給先である豊前ニューエナジー合同会社について
豊前ニューエナジー合同会社は 2016年に福岡県豊前市を拠点として設立され、主に発電とバイオマスボイラプラントによる電力供給に携わっており、オーナーはイーレックス株式会社(65%)、九電みらいエナジー株式会社(27%)、そして株式会社九電工(8%)です。この発電プラントは九州高圧コンクリート工業株式会社の豊前工場敷地内に建設を予定しています。
JFEエンジニアリングについて
JFE エンジニアリングは JFEグループの一部です。同社は製鋼および造船ビジネスに根ざしており、そのエンジニアリング事業を技術の融合と展開によってエネルギーならびに環境、 都市基盤および産業機械の分野に拡大してきました。JFEエンジニアリング株式会社は、東京証券取引所に上場している JFEホールディングスの 100%子会社です。
バルメット
コーポレートコミュニケーション
お問い合わせ先:
バルメット株式会社 営業部 プロダクトセールスマネージャー 中村 二郎
電話番号:03-6744-3047
バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者(グローバルチャンピオン)になることです。
パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。
2016年のバルメットの売り上げはおよそ 29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォーマンスを向上、前進させることをお 約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ(Espoo)にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。