バルメットは韓国 Hansol Paper社のオフマシンコータを改造
バルメット Oyj プレスリリース 2017年5月22日
バルメットは、韓国の Shintanjin地区にある Hansol Paper社のオフマシンコータを改造します。改造の目標は感熱紙の生産用に製紙工場を転換し、高品質の感熱紙の生産と市場占有率を増すことです。今日、オフマシンコータは、上質コート紙の品種を生産しています。工場は少しずつ印刷用紙とその他の低利益製品の比率を減少させます。改造マシンのスタートアップは 2018年の計画となっています。
本件はバルメットの 2017年第2四半期の受注に含まれます。受注金額は公表されていませんが、この種の発注金額は一般的に 1~2千万ユーロです。
「感熱紙の製造は実にチャレンジに満ちています。感熱紙用のコーティングカラーはとても高価であり、かなり慎重な乾燥が必要です。バルメットには感熱剤用の優れたコータを提供する長い歴史があり、私たちの技術とプロセスノウハウはかなり良好なレベルにあります。感熱プロセスの納入実績とノウハウによって、Hansol Paper社は納得してバルメットを選びました。」と、バルメットのシニアセールスマネージャ Pekka Jernbergは述べています。
納入の詳細について
このオフマシンコータ用のバルメットの納入には、新しい OptiCoat Layerカーテン塗工ステーションが含まれています。これは、薄層の塗工でさえも非常に良好な被覆を与えるため、高価な感熱塗料の使用量は低く維持することができます。納入にはこのほか 2台の カレンダ、1台のリールおよびコータ用エアドライヤが含まれます。エアドライヤの生産能力と温度は、高品質の感熱紙用に注意深い計算を行い最適化を行なっています。納入にはまたカーテンコータユニット用のカラー供給システムも含まれます。
幅 5,300mm(リール取幅)のオフマシンコータは上質紙と感熱紙を生産します。新しいセクションの設計速度は 1,500m/分です。改造の後、Hansol Paper社の感熱紙の生産能力は約 32万トン/年になります。
OptiCoat Layerカーテン塗工ステーション
Hansol Paper社について
Hansol Paper社は 1971年に設立されており、Hansolグループの一部であり、韓国で最大の製紙メーカーです。同社は、印刷・書籍用紙、カートンボード、上質紙、感熱紙およびその他の特殊紙を含む多様な製品を同社のJanghang、Daejeon、Cheonanおよび Shintanjinの工場で生産します。Hansol Paper社は 2017年の初めに Hansol Artone Paperとの合併を発表しました。同社はグローバル市場への進出を目指しています。
バルメット
コーポレートコミュニケーション
バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者(グローバルチャンピオン)になることです。
パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。
2016年のバルメットの売り上げはおよそ 29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォーマンスを向上、前進させることをお約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ(Espoo)にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。