バルメットはインドの Khanna Paper Millsの抄紙機ウェットエンドを改造

バルメットコーポレーションプレスリリース　2016年2月23日

バルメットはインドの Amritsarにある Khanna Paper Mills社の抄紙機のウェットエンドを改造します。改造の主な目標は、製品品質の向上、生産量の増加、そして広範囲の坪量をもつ紙種を製品に加えることです。改造抄紙機 PM 5のスタートアップは 2017年の第1四半期の予定です。

この注文はバルメットの 2016年第1四半期の受注に含まれますが、受注額は非公表です。この種のプロジェクトとスコープは通常約 500万-700万ユーロに相当しています。

バルメットの納入範囲には、フォーミングセクションの OptiFormer Hybridへの改造ならびにヘッドボックスの計測、検査、サービスおよびプレスセクション走行性改善を含みます。

「Khanna Paper Mills社は今回の PM 5の改造に関して最新の先端技術に投資する決定をしました。私たちは改造のサプライヤとしてバルメットを選びました。その理由は、将来のニーズにも柔軟に対応できるソリューションを提供する能力を持っているためです。改造の後、私たちは将来の市場要求に従って包装関連品種も生産する柔軟性持つことになります。」と Khanna Paper社の CEOである Varun Jain氏は述べています。

「バルメットは難易度の高い改造を行うための基盤技術を提供します。フォーミング技術はコアとなるノウハウをうまく示しています。現代のフォーミング技術は、私たちのお客様が製品により良い地合と高い品質を実現し、かつエネルギー消費を大幅に削減する手助けをします。」とはバルメットの Paper Mills Sales and Marketingの Vice Presidentである Petri Paukkunenの談です。

技術の詳細

バルメットのシュー・ブレード技術を装備した OptiFormer Hybrid は、広範囲の抄速と坪量にわたって新マシン、改造マシンのいずれに対しても製品品質と生産能力の大幅な向上を可能にするユニークな脱水技術を使っています。これによって、幅広い操作ウィンドウの中で容易な操作、高性能かつ制御のできる脱水、および紙品質、とりわけ地合の改善が可能になります。これはまた繊維コストを節減する潜在能力を与えてくれます。

PM 5はワイヤ幅が 7060 mmであり、新聞用紙および坪量範囲 45- 80 g/m2の非塗工上質紙（WFU）を製造します。改造マシンの設計速度は 1250 m/分です。

2016年2月8日にフィンランドで行われた調印式。前列左より、Mikko Osara（バルメット, Paper Mills, Vice President）、Varun Jain氏（Khanna Paper Mills社 CEO）。後列左より、Kari Lamminmäki（バルメット, Forming sections, Product Manager）、Nandkumar DM（バルメット, Sales & Technical Support, General Manager）、Arun Sharma氏（Khanna Paper Mills社 Senior General Manager）

Khanna Paper Mills社について

Khanna Paper Mills社（KPML。KPM有限会社）は、国内向けの高級紙、新聞用紙および板紙を製造します。操業 40年。 KPMLは板紙、新聞用紙、および筆記・印刷用紙を年間約 38万トン製造しています。 KPMLはインドの製紙会社のベスト 5に入っており、また 100%脱墨上質再生パルプを用いた高品質の筆記・印刷用紙を製造するインドで最初の製紙工場です。

バルメットは紙パルプおよびエネルギー産業へのテクノロジー、オートメーション、そしてサービスに従事しており、グローバルなディベロッパーとしてのリーディングカンパニーです。私たちのビジョンはお客様への貢献において、覇者（グローバルチャンピオン）になることです。

パルプ工場、ティッシュ、板紙・洋紙の製造ライン、そして同様にバイオエネルギーを製造する発電プラントも提供出来ることがバルメットの強みです。先進のサービスやオートメーションソリューションはお客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、そして原材料やエネルギーの有効利用を強化します。

2015 年のバルメットの売り上げはおよそ29億ユーロであり、12,000人の専門家が世界中で、お客様に近い場所で展開し、そして常日頃からお客様のパフォーマンスを向上、前進させることをお約束しております。バルメットの本社はフィンランド、エスポ（Espoo）にあり Nasdaq Helsinkiに上場しております。