パイロットトライアル - 事業の成功を決定する信頼できるベース

2015年6月17日水曜日

成功したトライアル

Manfred Tiefengruber, Paper Production Manager at Sappi's Gratkorn mill

オーストリアの Sappi社 Gratkorn工場の紙生産マネージャである Manfred Tiefengruber氏は、2014年春、バルメットの紙・板紙テクノロジーセンターでの PM11改造に向けたパイロットトライアルに携わった。「パイロットトライアルの実施によって、手元に本物の紙片を得ることで、技術的なコンセプトおよび改造からどのような品質が期待できるかについての正しい判断を行うさらに強い自信を与えてくれます。改造は、とりわけ私たちのように非常に幅広い坪量範囲を扱っている場合にはいつも独特のものになります。」と Tiefengruber氏は語る。

「PM11改造の 1つの目標は引張強度の低い縦横比を得ることでした。また、フリードローをなくすことで良好な走行性の維持を期待しました。それでプレスセクションからフリードローを除くための技術的な解決策についてバルメットに相談し始めました。選択肢は 2つありました。バルメットのパイロット施設は 2台のパイロットマシンで異なった 2つのコンセプトをテストできる利点がありました。実際 2つのコンセプトを比較したとき、結果は極めて明白でした。」とは Tiefengruber氏のコメントである。「これは顧客とサプライヤのリスクのシェアです。」

柔軟なコンセプト変更で比較が可能に

紙・板紙メーカーが生産の変更をするにせよ、あるいは既存のプロセスの効率を向上させるにせよ、それが大きな資本投資であれば決して簡単には決定すべきではない。安心して投資の安全性を確保するには、周知でありかつテスト実績のある解決策への投資は不可欠である。バルメットはすべての生産工程にわたる広範囲のテストの機会を提供し、投資の決定をする前に十分なテストを行うことでお客様がすべてのベースをカバーする手助けをしている。

「パイロットトライアルの最大の利点は、全く異なった技術的コンセプトをもった 2つの解決策を比べられることでした。つまり、私たちは解決策を評価して正 しい決定を下せることを意味します。これは会議室では議論できない類のものです。パイロットマシンではコンセプトを修正することは比較的容易でした – この修正にはほんの 2,3時間を要しただけでした。」と Tiefengruber氏は語る。

Pilot facilities in Jyvaskyla, Finland

バルメットの紙・板紙パイロット施設は、紙・板紙メーカーが自身の施設で持っているタイプあるいは設置を目指す別のタイプを映し出すようなレイアウトでテストを行うことができる。バルメットは、個々のお客様特有のプロセスとニーズへの真の適性を示す現実的なテスト結果を得るために、原材料、つまりパルプから塗料までを持ち込んでテストすることを勧めている。

 

経験に基づく優秀さ

紙・板紙メーカーのプロセスビジネスを理解することは、バルメットが連携して仕事をして付加価値を与える解決策を提供できることを意味する。バルメットのパイロットプラントは何年もの経験を積んだ、言い換えると専門技術とノウハウのある人々によって運転されている。私たちはパイロット施設でのテスト運転は 40年以上の経験がある。このプラントは事業を成功させる決定を行うための信頼できるベースとして役立つ結果を与えるように力が注がれている。

Tiefengruber氏によれば、「バルメットでは、知識豊富で十分のプロセスと最新の装置の経験を持った人たちがパイロットマシンに従事しており、私がパイロットトライアルで必要とするすべてがあります。」


信頼性のある報告

Checking the final result of a pilot trial

もちろん、私たちはテストをしてもその産業で最良な報告がなされなければ価値がないことは分かっている。バルメットはお客様が投資決定の基礎として自信を持って使用できるような報告を行う。得られた結果は、正確であり、文書は明確で十分に構成され信頼性がある。文書は迅速に効率的に提供し、お客様がプロセスの改善を計画し実行できるようにしている。

Valmet keeps you... Up & Running!