熱心なサービス姿勢による問題解決
2017年5月12日金曜日
「バルメットはニーズに応じて迅速な顧客対応を行なっており、唯一かつ特有の解決方法によって私たちの期待をいつも満たしてきました。バルメットは明らかにサービス精神で仕事に取り組んでいます。」と Ji’an Groupの製造担当副社長である Young Lu氏は語る。
中国の Ji’an Groupのコート白ライナ抄紙機 PM 3は 2011年にスタートアップした。このバルメット製抄紙機はカーテンコーティング技術を装備している。
近年、板紙原紙の幅方向ラフネスプロファイルが不均一であることでいくつかの問題を生じていたことから、Ji’an社とバルメットの専門家は解決策を見つけるために協力した。板紙の地合と品質を向上させるためにバルメットの FormMasterブレストロールシェーカーの設置を決定した。
地合と強度の性能改善
PM 3ではエッジでのラフネスはウェブの中央よりも高かったので、望みの高品質を達成するにはコータブレードの交換を頻繁にするとか、あるいは最終製品の等級を落とすことを受け入れるかが必要となる。中国ではコート白ライナの市場は高い競争となっており、グレード Aと Bの価格差はトン当たり 14ユーロであるので、解決策が必要であった。Ji’an社はいかにして運転コストを下げ、同時に紙品質を向上させることで利益を最大化できるのか?
現地調査と分析によって、地合を改善することがラフネスプロファイルを改善する最良の方法であることが分かった。まず最初に、既存の装置を用いてエッジフローを調節するトライアルを行なった。しかし、結果は期待するほど良くはなかったことから、同社は地合改善のためにバルメットの FormMasterブレストロールシェーカーを選んだ。
据付にはわずか 3日間しか要せず、スタートアップは成功した。新しいブレストロールシェーカーは今では 8ヶ月以上運転が続いており、これは Ji’an社の期待を満たすものであった。紙品質、平滑度および印刷適性は、期待し保証した通りに改善した。
バルメットは、Ji’an社の長期の協力のパートナーである。製造担当の副社長である Yong Lu氏は長期の協力に嬉しく思っている。「私たちは 6年間バルメットとともに働いてきました。その期間中、バルメットは優れた能力を示し、私たちが実際の生産でのコスト削減や板紙品質といった問題を解決する手助けをしてくれました。バルメットはニーズに応じて迅速な顧客対応を行なっており、唯一かつ特有の解決方法によって私たちの期待をいつも満たしてきました。 |
||
バルメットは明らかにサービス精神で仕事に取り組んでいます。そして、私たちは、こうした協力を継続すべきであると信じています。このプロジェクトには例外はありませんでした。すべては予定どおりでした。バルメットのサービス姿勢は最高であり、最終結果は優れていました。」 |
バルメットの FormMasterブレストロールシェーカ
|
Ji’an社の PM3は中国市場のための特別品質のコート白ライナを生産しており、年間生産能力は 60万トンである。リールでのウェブ幅は 7,250 mmであり、抄速は 1,200 m/分である。Ji’an Groupはリサイクル繊維を用いて第1級の包装用板紙を生産する。生産能力は年間 130万トン以上であり、同社は直近の財政年度でマーケットシェアを保持してきた。 |